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生活

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2011年11月

2011年11月28日 (月)

20cmスピーカーの製作 (中)

前回からの続き です。

【組み立て】
いよいよ側板に接着していきますが、初めに底板を接着しハタガネクランプで締め付けます。

Img_1877

締め付け道具はいくつあってもよいのですが(最低30本欲しかった)、全部揃えたら、費用も馬鹿になりませんので、自作ハタガネで代用します。これは16本揃えて5,000円位でした。

Img_0670

締め付ける時間は3時間くらいですが、大抵21時以降に作業しますので締め付けたらそのまま寝るか、溜まった録画番組を見ています。
なぜ21時からなのかというと、子供の相手をしないといけないからです。子供が寝てから音を立てないように作業です。

紙やすりでシュッシュッとこすると、うるさい!

電動ドライバーでネジ締めすると、うるさい!

と言われます。

ハタガネ・クランプでの作業は助手がいると作業がはかどるのですがねえ~。
まだ幼稚園の子供には手伝ってもらうのは無理ですし、家内は...(-_-)とか(--;)な顔されるだけですので。

 

底板のあとは背板、天板、バッフル板(ユニット取り付けの板)の順に接着・締め付けをします。

Img_1882

底板の底面は見えない部分になるので、ここの部分はコーススレッドでねじ込みします。

Img_1852

ちなみに今回使用したコーススレッドは径が3.3mm長さ40mmの細いネジです。

内部板6枚は上から順に一枚ずつ接着・締め付けをしていきます。

Img_1887

側板に接着を始めてからここまで2週間かかっています。板がずれてしまったり、違うところに塗装してしまったりボンドをつけたりと、初歩的なミスなどが多発しました。
作業前に確認すれば防げたミスです。

また、接着部分にマスキングテープを貼ってその周りを塗装していた件ですが、塗装の分だけ厚みがでて、接着面がデコボコに。ペーパーでこすって均すはめになりました。

Img_1950

直角がずれてしまった板ははずしてつけ直せたらよかったのですが、剥がれません。ハンマーで叩いたり、接着部分にノミなどを入れてはずそうかとも思いましたが、割れたりしたら致命的なので、そのままにしました。1mm位ずれてしまいました。幸い、三角桟を設けたので、この部分から音が漏れるということはないでしょう。

この三角桟というのは、音道の直角部分につけて、音がはね返ったりするのを防いでスムーズに流れていくようにする働きのためにあり、一辺が25mmのものを今回は10カ所接着しました。上から4番目の画像に写っています。

最後にもう片側の側板を接着し締め付けします。

Img_1900

締め付けるのにものすごい力がかかります。締め付けた所は凹んでしまうので外から見える部分を締め付けるときは添え木を当てます。この状態で3時間くらい放置です。

さて、組み立てが完成しました。
遠目には見た目おかしいところはわからないのですが、

Img_1986   Img_1987

片chだけ向かって右側の側板と黒く塗った部分とが2mmずれてしまいました。これは左右chで組み立て順番を変えたからです。記事にしたのはズレがなかった組み立て方です。より失敗のなかった方を記事にしたわけです。

しかし組み立てが終わり、起こすと大きいです。起こすのも大変でしたが。 

Img_1914_3   Img_1919_2

6才の娘の足と手先だけが見えています。幽霊ではありません。前回作った10cmバックロードホーンスピーカーの倍はあろうかという印象です。

Img_1943

まだ側板は塗っていないのですが、早く音出しをしたいので、塗装は中断してユニットを取り付け、ネットで購入したグリルを取り付けます。

<続く>

2011年11月21日 (月)

20cmスピーカーの製作 (上)

以前から作っていたスピーカーが完成しました。いや、最後の塗装が残っているのでまだ未完成ではありますが、組み立てが終わり音は出せる状態です。

どんなものを作ったか、製作記を3回に分けて掲載しますので暇な時にでもご一読くださいませ。

20cmフルレンジ FE203En-S の製作

【きっかけ】
オーディオに凝り出したのはだいぶ昔からですが、スピーカーを自作しようと始めたきっかけは、いい音で聴きたいけどオーディオの世界は上を向いたらキリがないので自作しかないかなと考えて始めました。そんな矢先、今年3月にFOSTEXから20cmフルレンジユニットFE203En-Sという限定品が発売されました。バックロードホーン型スピーカー向けのユニットですが、定番品よりハイスピードな音というふれ込みです。早速注文したけど、震災の影響で手元に届いたのは4月末でした。

Img_1188
早速、配線をつないだだけの状態で鳴らすも、「何?このスカスカの音は!」ちょっとがっかり。まあ箱がないからねえ、と納得しつつもやっぱりちょっとがっかり。

【設計】

いきなり作るのは正直こわいので、小さいものを作ってからと思い、ちいさいバスレフ箱10cmものなどを作り、その間どんなスピーカーにしようかいろいろ考え、メーカー推奨の箱を作ろうかとも思いましたが、デザインがちょっと気に入らない。長岡鉄男というオーディオ界の偉人が設計した箱を作ろうかとも思いましたが、一個が5,60kgにもなるスピーカーは組み立てたらもう起こせない!重すぎます。分厚い板で箱鳴りを抑えようとしてそういう重さになるのですが、現実的ではないなと思いました。

8月になり決定した設計案は長岡鉄男氏のD-57というスピーカーとメーカー推奨の設計図を掛け合わせたようなものになりました。一枚20kgの18mm厚さのシナアピトン材サブロク合板4枚です。1本40kg弱になる計算です。
9月に材木屋さんに発注し、組み立てるサイズに正確にカットしてもらいました。
ユニットを入れる穴、端子を入れる穴なども注文して開けてもらい、組み立てるだけの状態にしてもらいました。

Img_1650
到着した板を見たら、きれいなんです。寸法も正確にカットしてあります。仮組みしました。上の画像がそうです。ユニットの背面から出た音は画像のように長い音道を経てユニットの下から出て行く構造です。

しかし寸法計算を間違えたところがありました。入らずに上に乗っています。18mm板厚の分だけ長かった。ありゃ~、失敗した!と思いましたが、でもよかったです。短かったら追加で注文しないといけなかったから。

【組み立て】

10月になって組み立て始めたわけですが、最初は塗装から入る部分と接着して小さなブロックを作るのと同時でスタートしました。

初めにユニットをはめる部分であるバッフル板からです。ユニットは単体で5kg以上ありネジ8個が付属でついていますが、これだけでは支え切れないかもと、バッフルのネジ位置の裏にツメ付きナットをはめ込みます。あらかじめツメ付きナット用に開けていた穴にセメダインを塗ってはめていきます。

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またこのユニット用の穴が開いているバッフル板は補強の為2枚重ねにするのですが、外側は直径185mm、内側は220mm開けています。

なぜかというと、音はユニットのコーン紙が振幅して前後から出るのですが、後ろ側に出た音を音道にスムーズに流れるようクリアランスをとるためです。

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また、ここをもっと広げるため、トリマーで削ってよりスムーズに流れるようにします。このトリマーという道具、高速回転する大変な暴れん坊で、細心の注意をはらって作業しないと指を切断したり、木片が飛んできたりするのでゴーグルが必要だったりします。上の下側の画像がトリマーで削ったようすです。ここはきれいに削れました。

次は内部音道の各板の端っこ、当然角張っているわけですが、ここをトリマーでRを出して、音の流れをよくしようと丸くしました。

Img_1782

板に沿って角を丸くしたのですが、このように見た目も悪い仕上がり。デコボコの部分はペーパーでこすってなんとかなだらかにできました。まあ、この板は内部の部分だから見えないし、よしとするか。

Img_1786

こちらはトリマー作業を忘れていた部分ですが、後日トリマーを取り出して作業環境を整えるのが面倒だったものだから、板の端っこをカンナで削って丸くしたところ。こっちの方がきれいに削れた!

【内部塗装】
一方、板が薄いので箱鳴りを抑えるために内部にエーモン制振塗料を塗ることにしました。サンディングシーラーを塗って3日間放置して染み込むのを待ち、そのあとに制振塗料を塗りました。
これを塗って叩くとコッコッという音がします。塗らないとコンコンという音です。

外から見える部分は制振塗料は塗らず、黒色の水性ステインを重ね塗りし、翌日もう一回塗ります。

Img_1833

1日置いて透明の水性ニスを塗ります。ニスの前にサンディングシーラーを塗ると全体的に白っぽくなってステインをせっかく塗ったのに色が霞んでしまうので、塗りませんでした。
ニスの1回目のあと3日間放置し、紙やすりで軽くサンディングし2回目・3回目を1日置きに塗ります。

今回水性ニスを選んだのですが、前回の作品は下画像の左端は水性フローリング用ニスを塗っています。光沢があり見た目がきれいなのです。右端のウレタンニスも候補でしたが、少し白っぽくなるのと、今回すべての行程が終わったらコンパウンドを塗ろうと思っているので、光沢は必要ないという理由で水性ニスにしました。

Img_1493

コンパウンドを塗る作業はものすごく重労働だろうと覚悟しています。

 

側板の内側も同様に塗っておきます。板を接着する部分には塗れないのでマスキングテープをしておきます。この緑は15mmのテープなのですが、板厚は18mmなので18mmのテープを買っておけばよかったのに、15mmが大量に余っていたから緑を使ったのですが、これが後々問題になります。

Img_1799

外から見える開口部分はステインとニスのみです。内部音道の部分は塗り加減も適当です。

<続く>

2011年11月14日 (月)

放射線とみその話

11日、広島大学原爆放射線医科学研究所の渡邊敦光名誉教授にお会いしてきました。業界の講演依頼のご挨拶の為です。

先生は味噌と原爆の関係について随分時間をかけて研究されてこられた方です。

長崎の秋月辰一郎先生が原爆投下当時長崎市内でみそ汁を飲むように職員に言い続け、原爆症が出なかったのはわかめ入りのみそ汁のおかげだとしメディアや雑誌に取り上げられ、チェルノブイリ事故の時、被爆体験記「死の同心円」を読んだ近隣諸国から日本へ大量の味噌の注文がありました。

渡邊先生はこの放射線と味噌の関係をもっと研究されておられますが、最近ネットやメディアで放射線数値の取り扱いがあまりにも扇情的過ぎると憂慮されておられました。

私は秋月先生の著書から、要するに塩分が放射線によいのだろうと思っていましたが、そうではなく、発酵した味噌や醤油がよいとのことでした。醤油もよいが、味噌はもっとよいとのことでした。

ご挨拶としてお伺いしましたのであまり時間がとれませんでしたが、本番の講演が楽しみです。いま先生はいろいろな所で講演依頼を受けておられるようで、大変お忙しい毎日を送っておられるようです。

渡邊教授より頂いた資料をアップします。是非ご一読ください。

48516020111.pdfをダウンロード

 原発災害が気になる昨今、放射線に汚染されていない食材を選ぶのは確かに大切なことでしょう。しかし風評で右往左往する前に、今すぐできる価値ある取り組みとして、味噌汁や醤油を欠かさない食生活を続けてみてはいかがでしょうか。

2011年11月 7日 (月)

カメ壺酢仕込み

  現在 米酢黒酢の仕込みの真最中です。

先週は雨の中での仕込みでした。雨は仕込みには大敵です。空中に漂う雑菌が雨と共に壺の中に入るからです。この雑菌、酢の中では生きていられないのですが、まだ酢酸発酵も起きていないので雨と一緒に入った雑菌はアルコール発酵という菌にとってごちそうが目の前にあるようなもので、きっと大はしゃぎしていることでしょう。

雨の日は壺の上に傘を持ってきて雨粒が入らないようにしたり、仕込み後確認のため何回も開けたり(発酵中はなるべく開けない方がよい)、そのほかにも色々とケアをしてやらないといけません。 

雨の日に仕込みをしなければよいのですが、準備に4日かかり、遅らせるわけにはいかないのです。そのため雨の時の仕込んだカメ壺は余計に手間暇かかってしまいます。

仕込みをする金、土曜日は晴れてほしいものです。

Kame
画像は晴れた日のカメ壺畑です。雨の日の壺畑の画像はありません。撮る気もないです。

 

まだまだ今月も仕込みが続きます。